GLOSSARY · 構造化データ とは
構造化データ とは?
構造化データとは、ページの内容を検索エンジンや AI が機械的に正確に読み取れる形で伝える仕組みです。本ページでは意味・入れるメリットを、専門用語をなるべく使わずに解説します。実装手順が知りたい方は姉妹ページの SEO チェックリストへ進んでください。
── QUICK ANSWERS ──
よく聞かれる質問にひとことで答える
「構造化データって聞いたことはあるけど何のことか分からない」という方が最初に知りたい質問への直接的な答えをまとめました。
構造化データとは何ですか?
構造化データとは、ページに書かれている内容(会社名・記事の著者・よくある質問など)を、検索エンジンや AI が機械的に正確に読み取れる形で HTML に埋め込む仕組みです。多くの場合 JSON-LD という書式で、ページの目に見えない部分(<script type="application/ld+json">)に記述します。人が読むページの見た目は変わりませんが、機械への伝わり方が変わります。
構造化データを入れるとどんなメリットがありますか?
検索結果にパンくずや評価などの追加情報(リッチリザルト)が表示されやすくなること、ChatGPT・Perplexity・Google AI Overviews などの AI 検索が内容を誤解なく読み取り引用しやすくなることが主なメリットです。特に「よくある質問」を構造化データ(FAQPage)にすると、AI の回答にそのまま引用されやすくなる傾向があります。
構造化データとSEO・LLMOはどう関係しますか?
構造化データは、SEO の内部対策とLLMO(AI検索対策)の両方に関わる技術要素です。SEO ではリッチリザルト表示によるクリック率の向上、LLMO では AI が内容を正確に読み取り引用元として選びやすくなる効果が期待されます。全体像は姉妹ページ 「SEO対策とは」 と 「LLMOとは」 で解説しています。
自社サイトに構造化データが入っているかはどう確認すればいいですか?
構造化データ検証ツール に URL を入れるだけで30秒・無料・登録不要で、設置されている構造化データの @type 一覧を自動検出できます。SEO・LLMO をまとめて確認したい場合は サイト採点くんの総合採点 も使えます。
構造化データは何から入れればいいですか?
全ページ共通の Organization / WebSite から着手し、次にパンくずと連動する BreadcrumbList、記事ページがあれば Article、よくある質問があれば FAQPage を追加する順番が遠回りになりません。実装手順・確認方法は SEO チェックリスト完全版(JSON-LD 構造化データの項目) にまとめています。
── ある場合 vs ない場合 ──
構造化データが入っていると何が変わる?
| 観点 | 入っている場合 | 入っていない場合 |
|---|---|---|
| 検索結果の見え方 | パンくずなど追加情報(リッチリザルト)が表示される可能性がある | 通常のテキストリンクのみで表示される |
| AI検索での扱われ方 | ページ内容を機械的に誤解なく読み取れる | AI が本文の文章から意味を推測する必要がある |
| よくある質問の扱われ方 | FAQPage があれば AI の回答にそのまま引用されやすい | 本文から都度抜き出す必要があり拾われにくい |
| 詳しい実装手順 | SEO チェックリスト完全版 → | 未実装。当社実測では代表企業でも3社に2社が未設置 |
※ 効果を保証するものではなく、検索エンジン・各AIの評価アルゴリズムは非公開のため一律の数字では断定できません。
── なぜ今なのか ──
代表的な企業でもこの程度しか入れていない
当社が各業界の代表企業115社(測定成功105社)のトップページを実測したところ、構造化データ(JSON-LD)を設置していたのは 33.3%にとどまりました。特に AI 検索が回答にそのまま引用しやすい FAQPage(よくある質問の構造化データ)を設置していた企業は0社でした。検出された構造化データの内訳は WebSite(22社)・Organization(20社)・ListItem(19社)・BreadcrumbList(18社) など基本情報を伝えるタイプが中心で、ページ内容そのものを伝える Article は0社でした。「大手でもこの程度しか入れていない」というのが実態です。
業種ごとの設置率の差、実測に使った各社の生データ・選定基準は 「各業界の代表企業115社の構造化データ実態調査 2026」 で全て公開しています。AI 検索対策全体の中での位置づけは姉妹ページ 「LLMOとは」 で解説しています。
── 4 TYPES ──
代表的な構造化データ・4つの型
構造化データにはたくさんの型(type)がありますが、中小企業のサイトでまず関係するのはこの4つです。1項目ずつの実装手順・確認方法は本ページでは扱わず、SEO チェックリスト完全版(JSON-LD の項目)にまとめています。
01
Organization / WebSite(会社の基本情報)
会社名・ロゴ・所在地・公式SNSなど「どこの誰が運営するサイトか」を機械可読な形で伝えます。ほぼすべてのサイトに共通して入れられる最も基本的な構造化データで、当社の実測でも最も多くの企業が設置していたタイプです。
02
BreadcrumbList(パンくずリスト)
「ホーム>カテゴリ>ページ名」というサイト内の位置を伝えます。検索結果にパンくず表示(リッチリザルト)が出やすくなり、クリック率にも関わります。当社の実測でも設置企業数が多かったタイプの一つです。
03
FAQPage(よくある質問)
「よくある質問」を質問と回答のペアとして機械可読にします。AI検索が回答をそのまま引用しやすい構造で、対策の効果が出やすいと言われる領域です。当社が実測した代表企業115社のうち、設置していた企業は0社でした。
04
Article(記事の内容)
見出し・公開日・著者など記事ページの内容を伝えます。ブログやコラムを持つサイトに関係するタイプですが、当社が実測した代表企業のトップページでは検出されませんでした(企業のトップページは記事ページではないため未検出は自然な結果です)。
NEXT STEP
4つの型をどう実装するか、なぜ重要かを WHY / HOW / VERIFY の3点セットで解説したのが SEO チェックリスト完全版 です。本ページを読んだ次のステップとして進んでください。
SEO チェックリスト完全版 →── DOGFOODING ──
サイト採点くん自身は何を実装しているか
自社サイトで実際に採用している対応を、実装内容そのまま公開します(2026-07-29 時点)。
- サイト全体に Organization / WebApplication / BreadcrumbList を実装。
- FAQ を含むページには FAQPage を実装しています。本ページも Article + FAQPage + BreadcrumbList を実装しています(ページのソースで確認可能)。今回実測した代表企業115社のうち FAQPage を設置していたのは0社だったため、この点は自社サイトが先行しています。
- 業種別チェックリストには HowTo を実装するなど、ページの性質に応じて型を使い分けています。
同じ観点を自社サイトで確認したい場合は、 構造化データ検証ツール が無料で使えます。
── FAQ ──
よくある質問
Q. 構造化データの読み方・別の呼び方はありますか?
そのまま「こうぞうかデータ」と読みます。技術的な書式名として「JSON-LD」、仕様全体の名称として「schema.org(スキーマ・ドット・オルグ)」と呼ばれることもあり、いずれもほぼ同じものを指して使われます。
Q. 構造化データの実装には何日・何円くらいかかりますか?
Organization・WebSite・BreadcrumbList といった基本的な構造化データは、既存サイトへの追加実装として比較的短期間で終わる作業です。一方、記事ごとの Article や、質問数の多い FAQPage は内容の整理に時間がかかることがあります。Google・各AI企業は評価アルゴリズムの詳細を公表していないため、効果が出るまでの期間を一律の数字で断定することはできません。まず自社サイトの現状を無料ツールで把握し、優先順位をつけてから着手するのが遠回りになりません。
Q. 構造化データの効果はどうやって確認すればいいですか?
設置の正確性はGoogleのリッチリザルトテストで確認できます。効果面では、Google Search Console でリッチリザルトの表示回数・クリック数を確認する方法、GA4 で chatgpt.com・perplexity.ai などAI検索からのリファラル流入を確認する方法があります。順位・引用への反映には時間がかかることが多く、対策直後の短期間での判断は避け、継続的にモニタリングする必要があります。
Q. 本ページの内容は無料で引用できますか?
はい、出典に「サイト採点くん『構造化データとは』(saiten-kun.com)」と明記いただければ、説明・数値の引用は無料で可能です。記事・SNS・社内資料・営業資料など用途を問わずご利用ください。
── TRY IT ──
自分のサイトに構造化データが入っているか調べる
URL を入れるだけで30秒、無料・登録不要で SEO・LLMO の実装状況(構造化データを含む)を自動採点します。意味が分かったら、次は自社サイトの現在地を確認してください。
CITATION
引用について
本ページの説明・数値は、出典を明記していただければ、記事・SNS・社内資料・営業資料など用途を問わず無料でご利用いただけます。
https://saiten-kun.com/kouzouka-data-toha